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「デザイン思考」って何か本当に理解していますか?デザイナー/ディレクター必読

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デザイン思考とは?

最近Webデザイナー業界で話題が多い「デザイン思考」

元々はスタンフォード大学の教授であり、デザイン会社のIDEO (アイディオ)の共同創始者でもあるデイヴィッド・ケリーさんが2003年に考えた言葉である。
(10年以上前の言葉なのに今更話題に)


LEAN UX, アジャイル、デザイン思考、このような言葉が世の中を賑わせています。

ただ、デザイン思考、本当に理解できていますか?

きっと世の中のほとんどの人が理解できていない、曖昧な言葉になっていると思います。

僕も含めて。

なので、自分の中での整理も含め、世の中のデザイン思考に関する記事をまとめて、私自身の経験も含めて考察してみました。

人によって解釈の違いがある?

実際に聞いてみると、解釈も概念も人それぞれであることが多い。

世の中のデザイン思考とは?をまとめてみた。

 「イノベーションを実現させるための課題解決プロセス」

 「デザイナーの考え方を取り入れたものでしょ?」

 「デザインをする際に行う思考の手順」

 「人間中心デザインに基いたイノベーションを起こすための、非デザイナーを対象とした発想法」

 「デザインを多様な分野で活用するアプローチ」

 「デザイナーの感性と手法を用いて人々と技術力を取り持つこと」

 「事業戦略にデザイナーの感性と手法を取り入れ、ニーズに合った顧客価値と市場機会を創出すること」

 「いや、デザイン思考という言葉ではなく、イノベーションプロセスだと思っている」

 「新しい発想を生むための特効薬ではなく、 自らの創造性を引き出すために適切に使う道具」

思考と名がつく事に懸念点を抱いている方が多いようで、

「思考とは言わない」「プロセスだ」「アプローチだ」「発想法だ」

人によって解釈の仕方が様々である。

様々な記事を読んでも、「デザイン思考は何か?」を詳細に触れている記事が少ない。

どれもあやふやな存在のままデザイン思考を紹介しているのは問題な気がする。

デザイン思考の存在自体のデザイン思考が良くないのかも。

デザイン思考は思考ではない?

ここで気付いたのはやはり、デザイン思考とは思考のコトを指しているのではないのではないか。

思考ではなく、思考法、発想法、またはその思考のプロセス。

デザイン思考プロセスとかにすれば、また世の中の反応も変わるかもしれない。

デザイン思考というネーミングが間違っていたが、今更変えられない現状に指南者は戸惑いをみせているのではないかと気付く。

このアプローチ方法とは何だろうか?

IDEOが考えるアプローチ方法は

次のようなツールを使い
 「フィールドワーク」
 「プロトタイプ」
 「ユーザーテスト」
 「ブレーンストーミング

次の5つのステップを実行していく。
 1)「共感・理解・観察」
   人々が、何故どのように行動するかを、現状を観察し、聞くことで理解し、本人も気付いていないインサイトを見つける
 2)「問題定義・明確化」
   正しく問題を定義し、ニーズとインサイトを明確にする
 3)「アイデア想像」
   アイデアの幅を広げ、解決策を生み出す
 4)「プロトタイプ」
   解決策に対するプロトタイプを作成
 5)「テスト」
   ユーザテストを実施

そして、これらの5ステップを何度もまわしていく。

ここはデザイン思考というよりも、デザイン思考のプロセスを、リーンやアジャイル的に実行していくことに近い。

なので、この何度も回していくこと自体はデザイン思考の範囲外だと思っています。

またここで言う、デザイン思考のプロセスに使われるツールとは、サービスデザイン手法。

これにプロセスを作り上げ、少し解釈を変えて名前をつけたもの。

それがデザイン思考なのかも。

最後に

いずれにしろ、デザイン思考、LEAN UX、アジャイル、どれも大切で、どれも内容が重なっている。

世の中には、似たようなサービスが少し方向性を変えて、いくつもリリースされている。

きっとこれも同じような感覚で、できあがった言葉なのではないだろうか。

こういった流行の言葉に騙されず、しっかりとUXの土台を作り、プロジェクトメンバーと共にサービスを作り上げる事が大事だ。